DIOのアルバムランキング by Ultimate Classic Rock

Ultimate Classic Rockが、「DIO Albums Ranked Worst to Best」という記事を出していました。
DIOの作品を出来の悪い方からいい方へ・・・という
無謀というか
炎上しそうというか
大胆というか、
ともかくよく書いたよな的な記事です(;^ω^)
行ってみましょう!以下は翻訳です。(ごく一部、よく意味が分からなくて訳出を断念した単語があります)
「DIOのアルバムランキング」
Written by EDUARDO RIVADAVIA April 19, 2016
10. 'Angry Machines' (1996)

80年代を支配していた多くのメタルゴッドと同じように、次の時代の真ん中までディオはグランジの絶対的な力を追いかけることで衰退した。その結果が1996年の絶望的な音の「Angry Machines」だ。すりつぶすようなリフと遅いテンポにより、その努力はたとえば「Institutional Man」「Black」そして「Hunter of the Heart」に現れ、それらは似たようなオールドスクールがフランネル・フォークに合わせようと試みたのと交換可能である(Kissの「Carnival od Souls」を見よ)。1つ例外がある:素晴らしいピアノのバラード「This is Your Life」だ。ほとんどディオのキャリアへの鎮魂歌のように聞こえる。だがその代わりに示したのは、クリエイティブかつ商業的な復活がすぐそこにあることだった。
9. 'Lock Up the Wolves' (1990)

ロニーは10代のギタリスト、ローワン・ロバートソンと、ディオのラインナップの完全な再構築―キーボードのイェンス・ヨハンソン(元Yngwie Malmsteen)、ベースのテディ・クック、そしてAC/DCの元ドラマーのサイモン・ライト―の助けによって、彼のバンドの消えつつある希望を復活させようとした。しかし「Lock Up The Wolves」はバンドのファンの愛を掻き立てる音にはほとんどならなかった。おそらく驚くべきことでもないだろうが、お互いに優位を求めて闘っていた多くのバンドと同じだっただろう。これはディオが彼の音楽の方向性に確信をもたなくなっていくのを反映しており、アルバムには唯一の特筆すべき曲、ノスタルジックな「My Eyes」が残った。
8. 'Strange Highways' (1993)

ロニーとドラマーのヴィニー・アピスにとってはもう一度のデジャ・ヴであった。彼らがBlack Sabbathのアルバム「Dehumanizer」での物議をかもした終焉のあとで再び出会い、ディオを1993年の「Strange Highways」で復活させたのは。今回のギタリストはトレイシー・G、そしてかつてのDokkenのベース、ジェフ・ピルソンがバンドのラインナップを完成させる。しかし彼らの努力はそれまでの年月のドラマを克服することはできなかった―その時代のメタルに対する寛容性のなさについては口をつぐもう。だから、ハイライトは反抗的なタイトル・トラック、信じがたくヘヴィな「Bring Down the Rain」、そして児童虐待を告発する「Give Her the Gun」にとどまった。
7. 'Master of the Moon' (2004)

「Master of the Moon」はDIOの10枚目のスタジオアルバムであり、彼らのフロントマンがheaven&Hellに―改良型Black Sabbathの再結成・別名義に―加入した後でも最後のアルバムとなった。DIOのオリジナルメンバーはいなかったが、柔軟性のある共演者、クレイグ・ゴールディ、ジェフ・ピルソン、サイモン・ライト、そしてスコット・ウォーレンが、叙事詩的なリフ・壮大なメロディ・メタルの城を築く歌詞を持つ、「End of the World」「The Man Who Would be King」そして「Prisoner of Paradise」のような曲群を確実に生んだ。
6. 'Sacred Heart' (1985)

最も良いレシピでさえ、しばらくたてば相棒の味に飽きてしまうと証明するように、DIOの3枚目のアルバムは長年、平坦で独創性に欠けたように聴こえた。そしてそれは矛盾している。なぜなら、「King of Rock'n'Roll」(DIOがそれまでやったような、アルバムのパワフルな幕開けだ)や「Hungry for Heaven」「Sacred Heart」が、「Just Another Day」みたいな多くの充填剤と一緒にまとめられているからだ。言わなければならないのは、ギタリストのヴィヴィアン・キャンベルは最終的にWhitesnakeとDef Leppardで成功をつかんだということだ。
5. 'Killing the Dragon' (2002)

たとえロニーが2002年の「Killing the Dragon」で参照したのがテクノロジーだと主張しても、メタルの最も優れた声を死んだとみなしていた消えつつあるオルタナティブロックの世代と、すべての冷笑するやつらへの意味を強調せずにはいられない。DIOの9枚目のアルバムは、創造面での迷いと商業的な失望の時代の後の、この男のヘヴィメタルへの新たな信仰のエンブレムのようだ。2002年の発表で、デビルホーンを掲げる魂が減速せずにあふれ出し、そして個々の歌へも再度注目を集めた。結果として包括的なコンセプトの代わりに、タイトル・トラックや、「Push」そして「Along Comes a Spider」のような勝利者によって。
4. 'Dream Evil' (1987)

DIOのオリジナルギタリストのヴィヴィアン・キャンベルが突然脱退したことに多くのファンが憤慨している間に、もっと多くのファンが、Rough Cuttの元エースであるクレイグ・ゴールディが87年の「Dream Evil」でDIOの火山に新しい火をともしたらしい、と認めざるを得なくなった。DIOの伝統的なメタルと、ポップ・メタルを受け入れたより若い世代の間をなだめる希望を抱くことができるように、「Dream Evil」は「Night People」のスピードメタル、「Naked In the Rain」、ラジオ好みの「I Could Have Been a Dreamer」までの色域を持っていた。ディオの無類の声と、クロード・シュネルの輝かしいシンセがすべてを融合させ、大部分が機能していた。
3. 'Magica' (2000)

Magicaの相対的に「控えめな」セールスは、ディオの全年代における傑作のひとつに、危うく強烈なクレームを焼き付けるところだった。しかし、この成熟したコンセプトアルバムは、一時的な音楽のファッションを笑って見せると同時に、彼の最も愛された音楽上の品質保証書の多くを再確認するものだ。それはダイハードなディオ・ファンみんなの心に残り、歌もとても印象的だ。リスナーがパンチの効いたヘヴィロック(Fever Dreams)、ドゥームで重い荒廃(Lord od the Last Day)、そして感動的なパワーバラード(As Long As It's Not About Love)を大いに楽しんでいる間に、「Magica」の物語を巧みに動かしていく。だまされたのは、このファンタジーについてファンがいまだに嘆いている事実だが、ロニーが「Magica」三部作を完成させる計画を捨ててしまったことだ。
(※ロニーにその計画を捨てさせたのは、本人ではなく癌による逝去でした/訳注。)
2. 'The Last in Line' (1984)

ディオは"2年目のスランプ"を、1984年の、星のように輝く「The Last in Line」で嘲笑って見せた。これはバンドが良かれあしかれ、彼らのすべての未来のアルバムにおいて、プロトタイプを勝ち取り続ける運命に組み込まれていることを示した。バンドのマスコットのMurrayにしても、ディオ、ギターのヴィヴィアン、ベースのジミー、ドラムのヴィニー、そしてキーボードのクロードという古典的なラインナップとともに全盛期だった。それとともに、バンドは「We Rock」、タイトルトラック、「Mystery」、ラストの「Egypt (The Chains Are On)」で燃焼していた。
1. 'Holy Diver' (1983)

ロニーは広範囲にわたる早期のキャリアを、伝説的なギタリストの横で歌うことに使っていた。Rainbowではリッチー・ブラックモア、Black Sabbathではトニー・アイオミだ。最終的に彼は強い影響力を持ったDIOのデビューアルバム「Holy Diver」の主役という形で彼自身に報酬を与えた。そして明らかに、ディオは最高傑作を作った。聴いた者すべてがアルバムを学び、メタルの古典となる運命にある曲を集めたものだ。「Holy Diver」のタイトル・トラック、「Stand Up and Shout」、「Don't Talk to Strangers」そして「Rainbow in the Dark」は来たる何年間にディオのコンサートの背骨となった。80年代に飛び立ったヘヴィメタルと同じく、このアルバムは明らかに生々しくザクザクした音の輝きを誇る。「Holy Diver」に匹敵するアルバムはない。
いやぁ、長かった。(いつになく翻訳に時間のかかる記事だったわ・・・)
Magicaの評価がかなり高いですね!管理人としては嬉しいところ。
あと、順位は低いとはいえ、Strange HighwaysでGive Her the Gunを"取り上げるべき曲″に数えてくれたのも注目したい。この記事を書いた人、なにげに気が合うかもしれません(笑)
そして最下位になってしまったAngry Machines。
まあね、1人のアーティストでランキングを作れば、どうしても割を食うアルバムというのは出てきてしまうわけで・・・
その意味では1番、不運なんですよね~このアルバム。
というわけで、次回はこの不運なAngry Machinesの復権につながりそうな記事をご紹介したいと思います!どうぞお楽しみに。
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tag : ロニー・ジェイムス・ディオヘヴィメタルハードロックDIOブラック・サバスBlackSabbathRainbowHeavenandhellヘヴン・アンド・ヘル
再放送されますよ
Re: 再放送されますよ
ともかく情報ありがとうございます^^
ロニーの本、こちらも本日届きました!かなりの厚さで、まるで辞書でした。冒頭のスナップ特集はどれもいい写真ばかりですね♪
読破するのに数日かかりそうなのですが、必ずこちらのブログで紹介いたします。
« Angry Machinesを評価する! l ホーム l Black Sabbath the DIO Years (Black Sabbath/Heaven&Hell) »
ロニーの本買ってきました、まだ全部読めてないけど 表紙の裏の写真を見たときに …余りにロニーがカッコ良くて倒れそうになりましたー♪
5/22にNHKBSで放送された DIOが出てる番組が また放送されますよ。
6/25(火)午前4時~5時です(^-^)v
ロニーの本の記事、楽しみに待ってますね。