「地獄の歌トップ10」 Watchmojo.com

ロニーのファンになった初期に私もこれを聴きました。ライブではすごいロングバージョンになって、15分から20分にわたって演奏されたりします。
ここではスタジオ盤をどうぞ。






～～Youtubeのコメント欄より～～

・こんな風に歌えたらいいと思わないかい？
　
--彼が子どもの時、父親がトランペットの練習を強制したって話は君を幸せにするよ。そうでなければ、世界はロニー・ジェイムス・ディオを知らなかったかもしれないんだ。
--メタルにトランペットかい・・・・？
（ロニーは子どものころにトランペットの訓練を受けていて、そのおかげでお腹から声を出せるようになったと言っています）


・ライブでこれを歌っているのを見たよ・・・・・・至福の時だった。

--君は幸せなやつだ。
--そうだね。彼が亡くなって本当に残念だ。ねがわくば、メタルの神々の天国があればいいな。もしそれがあれば、彼もきっとそこでロックしているから。（コメ主の返事）
--1980年にセントルイスで彼らを見たよ。ブルー・オイスター・カルトとツアーをしていた。ブラック・アンド・ブルー・ツアーと呼ばれていたな。今でも耳が鳴っているよ。


・チビさんたち、これこそ「音楽とは何か」だよ。

・自分はオジーとディオが両方好きだ。オジーが脱退を余儀なくされたときを思い出すよ。「クソ、すべて終わりだ！」と思ったな。いや、自分は遠いところにいたんだ。ロニー、君も愛しているよ・・・いい光景だ。Heaven and Hellはオールタイム・ベストとしてサバスの古典だ。Mob Rukesも最高だよ。

～～～






ただね～・・・

今回のトップ10、タイトルにHell と書いてあるだけで、内容的には特に地獄の歌でもないのがほとんどのようで(;^ω^)




ここで私が考えるのは、HR/HMが悪魔だ地獄だと言ったって、それはつまるところ人間を歌っているのだということ。


中には実際に悪魔崇拝とつながったブラック・メタル（ヘヴィメタルの1ジャンル）のバンドもありますが、それは例外的ともいえる事例だし、まあ別の話。
ただ、私はブラック・メタルがいかにキリスト教否定・反道徳・サタニズムなどをテーマにしていても、暗黒や邪悪への志向をテーマにしていても、やっぱり最終的には「人間」に帰ってくるのではないかと思います。
主語が「人間」であることから逃れられないからです。
逆に、何をテーマにしていても、「人間」の描き方が希薄な作品はすぐれた作品ではないということでしょうか。

それはここにランク入りした曲にも言えることでしょう。（すべて聴いたわけじゃないけど…）



Iron Maidenのランクインした曲「The Number of the Beast」は黙示録を元にした曲ですが、この曲のせいで悪魔崇拝者だと勘違いされて大変だったとか。
実際には、そういう黙示録的な何かを見た人間のおののき・不安・そこからの出発等を歌っているわけですが。主人公の見たものが幻覚なのか、現実なのか、最後まではっきりとは提示されません。


悪魔を怖がるのも、悪魔と契約を結ぶのも人間です。地獄を恐れるのも、地獄を作り出すのも人間なんです。
Heaven and Hellだってこの世における天国と地獄をテーマにしていますからね。



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