ロニーに寄せられた追悼

ロニーが亡くなった時には数多くのミュージシャンが追悼コメントを出しており、彼がいかにたくさんの人に愛されていたか、いまさらのように驚きました。
今回は当時のコメントを、かつて存在していたWeRockCityというサイトから抜粋してお届けいたします。
※WeRockCityとは、国内外のハードロック・ヘヴィメタルの情報を網羅していたサイトで、わがロニー・ジェイムス・ディオが公認の市長ということになっていました。
それではロニーが亡くなった時の追悼特集より。
●Ronnie James Dio追悼特集●
WeROCK City誕生時からロック・シティの市長役を公認で引き受けてくれたヘヴィーメタルの巨匠、DIO(ディオ)とHEAVEN & HELL(ヘブン・アンド・ヘル)のヴォーカリスト、Ronnie James Dio(ロニー・ジェイムス・ディオ)が現地時間の5月16日7:45(日本時間同日23:45)に亡くなった。
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<R.I.P.>Ronnie James Dio…天に召される・・・。
WeROCK City誕生時からロック・シティの市長役を公認で引き受けてくれたヘヴィーメタルの巨匠、DIO(ディオ)とHEAVEN & HELL(ヘブン・アンド・ヘル)のヴォーカリスト、Ronnie James Dio(ロニー・ジェイムス・ディオ)が現地時間の5月16日7:45(日本時間同日23:45)に亡くなった。
Ronnieは昨年の11月に胃癌が見つかり、治療に専念していた。最初に症状を感じたのは昨年のハロウィーンの頃だったという。胸が締め付けられる感じがした事から胃癌が発見された。この春から2週間置きにヒューストンを訪れ、ロサンゼルスからテキサスまで飛行機で移動し、5時間に及ぶキモセラピーを受け、そしてまたロサンゼルスに帰る生活を送っていた。時々、 HEAVEN & HELLのバンド仲間、Geezer Butlerも一緒に付き添いで同行することもあったという。
マネージャー&妻のWendy Dioは常に夫を支え、腫瘍が小さくなってきている事からこのキモセラピー治療法の効果を感じているとコメントしていた。この夏、ヘッドライナー出演のはずだったイギリスのBloodstock 10th anniversary festival、High Voltage Festival、そしてスイス、チェコ、ブルガリア、ルーマニア、トルコで開催されるSonisphere festivalは既にチケットが発売されていた。5月にはリハーサルに入る予定で、ツアーの準備を進めていたところだった。
「HEAVEN & HELLのサマーツアーをキャンセルする事は非常に残念だが、Wendy(Ronnieのマネージャー&妻)と俺、そしてドクターは一生懸命頑張ってきたものの、まだ活動する時期ではないと判断した。みんなの応援と愛で頑張っている。また、ツアーも音楽も生命もマジックももっとあるだろう!」とRonnieは声明文を発表していた。
Artisan News Serviceの報道によるとRonnieは次のように語っている。「良い時と悪い時がある。時間がかかる事だからな。キモセラピー(化学療法)がこんなに大変な事だとは思わなかった。どんどん次第に増大する影響がある。療法を受ければ受けるほど、益々薬が増えて時間がかかるんだ。食欲も出ないが、食べるのは余り好きでないからそれはいいんだが・・・食べなくてはならないから非常に大変だ。でも打ち勝つと決心している。 ヒューストンの世界一の医師達を信頼して、俺も正しい行いをしている。信じているよ。人生についてポジティヴに考え、もっと生きるんだ!」
今後も引き続き、Ronnieのマネージャー&愛妻Wendyからのオフィシャル・コメント、そして誰からも愛されるRonnieへ向けたロック・ミュージシャンからの追悼コメントを紹介していく予定だ。
享年67歳。心より謹んでRonnieのご冥福をお祈りしたい。Ronnie、ありがとう!!Long Live Rock ‘n’ Roll!永遠なれ!
元記事はこちら。
<R.I.P.>Ronnie James Dioへの追悼メッセージ続報1
元記事はこちら。
胃癌で闘病生活を送っていたヘヴィーメタル界の巨匠、Ronnie James Dio(ロニー・ジェイムス・ディオ)が5月16日、現地時間の7:45(日本時間同日23:45)に逝去された。彼を敬愛してやまないミュージシャン達が彼に向けた追悼コメントを続々と寄せている。
Ronnieを支え、共に闘ってきたマネージャー&妻であるWendy Dioのオフィシャル・コメントと共に、blabbermouthに集まったコメントを紹介したい。
Wendy Dio:
今日は私の心が壊れました。彼が安らかな眠りにつく前に沢山の友人や家族がプライベートなお別れをしました。彼はみなさんからどれだけ愛されていたか知っていました。みなさんの愛と応援にとても感謝しています。彼はみんなを愛している事と、彼の音楽は永遠に生き続けます。
TWISTED SISTER:
世界中の何百万というメタル・ファンと共に、友人であるRonnie James Dioの死を哀悼します。Ronnieはワールド・ワイドのメタル・シーンで巨人だっただけでなく、出逢う中で最もナイスな人でした。我々が1983年にRonnieとカナダ・ツアーを回った初期から、過去7年間の世界のフェスティバルで演奏した時まで、Ronnieは我々の音楽集団の中で最も協力的で親切な人でした。WendyとRonnieの家族に心よりお悔やみ申し上げます。
Glenn Hughes (DEEP PURPLE, BLACK SABBATH) :
今日はとても悲しい日だ。親愛なる友人を失った。Ronnieはヘヴィーメタルの真のリーダーで、アイコンであり、夢想家だった、 彼のような人は他にいない。俺がDEEP PURPLEにいた頃、ELF時代のRonnieと一緒にツアーをしたんだが、彼は俺に知恵を貸してくれて、手を差し伸べてくれた。彼は美しい魂を持った。親切で、思いやりがある素晴らしい教師だった。いつか俺もマイクを持って天国に行き、一緒に歌い、ビンダルーカレーを食べるだろう。友が恋しい。
Nicolas van Dyk(REDEMPTION):
ミュージック・ヒーローを亡くした。思っていた以上にそのニュースは俺を打ちのめした。DIOは俺が初めて観たコンサートで、初めてヘヴィーメタルを好きになって買ったアルバムのひとつが『Holy Diver』だった。ここ数年は誰よりも彼のコンサートを観たと思う。ここ数回はHEAVEN AND HELLとしてRonnieを観て、実に驚くようなものだった。将来、REDEMPTIONのアルバムでRonnieがゲスト・ヴォーカルをやってくれたらと望んでいたんだ。Rest in peace, Ronnie.
Sebastian Bach(ex-SKID ROW):
俺のヒーローであり、友人のRonnie James Dioを思い出して、今泣いている!Ronnieが今朝死んで、彼がいかに俺の人生で大きな大きな存在か・・・。一緒に彼とショーをやって、仕事をしたけど、生涯彼の事を愛している!どうもありがとう。世界は最高の一人を失った。勿論、あなたの最後のアルバムも最高だよ!
Shawn Drover(MEGADETH):
Ronnieを死を聞き、たった今、呆然としている。2007年にMEGADETHとRonnieが一緒にカナダとアメリカをツアーした際に、Ronnieはこれまでに会った最も素敵な人間(期間)のうちの1人であると誓うね。Glen Drover(ex-MEGADETH)と俺はRonnieの素晴らしいキャリアについて等、会話をさせて貰った。恐らく一万回以上人から聞かれているような事でも、全部大きな笑顔で答えてくれたんだ。Glenと何度も目を合わせ「ああ、Ronnie James Dioと一緒に過ごしているなんて信じられない!」って気持ちでいたんだよ!もし、自分のアイドルの一人と人生で出逢う事が出来て、一緒にツアーをして、予想以上にその人が素敵なん人物だったら、それはもう宝物だね。俺は幸運だった。その想い出を永遠に大事にするよ。
Ronnie James Dio Biography
本名、Ronald James Padavona。ニューハンプシャー生まれ。プロとしてのバンド経歴はELF、RAINBOW、BLACK SABBATH、そして自身のバンド、DIO。2007年からは主にBLACK SABBATHの再結成ヴァージョンとして活動していた。1985年にアフリカ飢餓救済目的でメタル・チャリティー・プロジェクトをとりまとめた中心人物でもある。また、メタルのメロイック・サインである”devil’s horns” はRonnieが第一人者として広めた話も本人は否定していない。HEAVEN & HELL名義で2009年4月に発表された『The Devil You Know』は彼のキャリア最後のアルバムとなった
2010年4月、Ronnieは公衆の面前に現れ、ロサンゼルスでRevolver Golden Gods Awardsの”Best Vocalist” 賞を受賞。ALICE IN CHAINSのメンバーがプレゼンターとしてRonnieの名を呼ぶと、観衆は “Dio! Dio! Dio! Dio!” と呼び続けた。
Ronnieの素晴らしさはヴォーカリストとしては勿論の事、実に頭脳明晰で思いやり深く、なおかつ人々に対してフレンドリーなところも人気者である大きな魅力と理由だ。
次回以降も、しばらくWeRock Cityに掲載された追悼コメントを紹介していこうと思います。
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