メンバー列伝 ジェフ・ピルソン

Jeff Pilson (1959~)
90年代からDIOファミリーに入ったDokkenのベーシスト
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1959年イリノイ州レイクフォレスト生まれ。幼い頃はウィスコンシン州ミルウォーキーで生活し、のちワシントン州ロングヴューへ移る。13歳でベースを始めた。音楽を学ぶためワシントン大学に入学したがキャリアのために中退。1978年にサンフランシスコへ移り、当時はギタリストだったマイク・ヴァーニーと出会ってCinemaというバンドを組んだ。ヴァーニーはマーティン・バリンとともに書いたRock Justiceというロック・オペラのアルバムにジェフを参加させている。
ジミ・ヘンドリクスのトリビュート・ギタリストとして知られるランディ・ハンセンのアルバムAstral Projectionに参加したのち、1983年にジェフの活動で最もよく知られているDokkenのベースとしての役割が始まった。これもヴァーニーの勧めで、ベーシストを探しているドン・ドッケンに会ったのがきっかけである。
ジェフはDokkenで曲の共作者として多くのヒットソングを生み出した。1988年にDokkenが解散するまでに関与したアルバムは 「Tooth and Nail 」(1984)、「Under Lock and Key 」(1985)、「Back for the Attack」 (1987)、そしてライブアルバムの「Beast from the East 」(1988)である。
1993年にジェフはDIOに加入するが、当初バンドにはジミー・ベインがいた。しかしジミーが脱退したためロニーがジェフにベーシストを紹介してくれることを依頼、ジェフは自身で立候補してそのままメンバーとなった。93年のアルバム「Strange Highways」のあと、94年にDokkenが再結成されたため一旦バンドを離れ、その後にジェリー・ベストが加入した。ジェフは96年の「Angry Machines」のレコーディングにも参加したが、Dokkenと掛け持ちだったためツアーには同行できず、今度はラリー・デニソンが後を引き継いだ。
2004年の「Master of the Moon」でバンドに戻るも、今回もツアーには出られないためルディ・サーゾにバトンタッチ。生前のロニーとの関わりはこれで終了したが、ロニーの死後にヴィヴィアン・キャンベル(ギター)、ジミー・ベイン、ヴィニー・アピス(ドラム)らが組んだバンドLast in Lineではプロデューサーを務めている。
なお、ジェフはDIOとは別に数人の元DIO(当時)とも音楽活動をしていた。89年のFlesh & Blood(のちにWar&Peace)でヴィニー・アピスと組んだり、クレイグ・ゴールディ(ギター)の初のソロアルバムにリードヴォーカルとして4曲を提供したり、といった具合である。
再結成Dokkenでは、3枚のスタジオアルバムに参加したのち2000年代初めに再脱退(ほかに2枚のライブアルバムに名を残した)。2003年には同じく元Dokkenのジョージ・リンチとLynch/Pilsonを結成、「Wicked Underground」をリリースした。ジョージとは2015年にもLynch Mobのアルバム「Rebel」で共演している。2016年にはドン・ドッケンを含む旧ラインナップの1人として日本で6公演を行い、そのうちラウドパークでの公演がが「Return to the East Live 2016」としてCD/DVD/Blu-rayのパックで新曲"It's Just Another Day"付きで2018年にリリースされた。
2004年から現在まではForeignerのベーシストをも務めている。
ロニーとの共演作:Strange Highways、Angry Machines、Master of the Moon
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