「未来」5月号に載りました
管理人は「未来」という短歌結社に所属しており、毎月詠草を送って同名の短歌誌に掲載していただいています。選者は黒瀬珂瀾さん。いつもお世話になっております。
その未来短歌会の詠草、ハードロックやヘヴィメタルをモチーフにすることも多くてロニーもよく出てきます。
というか思い返せばハードロック短歌の大半はロニー・ジェイムス・ディオに贈る挽歌だった気がします。
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5月号にまたロニーを題材にした歌が載りました。
ちょうどロニーが亡くなった月でもあるのでこちらでご紹介します。どうぞ|m|







空港に十年前の死者が立ち夢の終わりはかがやく日照雨
立ち読みのメタル雑誌は藍色の町の裏からかえらぬ場所へ
空きっ歯の天使のオペラ グルーピー、ギターソロ付きロングランです
「初期」の字を綿毛のごとく握りしめ癌発覚の記事を飲み込む
初期だから心配ないと子どもらをなだめるように影絵のように
病室に意識はたむろ白金期決められたのちの新譜を持って
オフィシャルも当てにならんと聞いてのち対訳ブログわが定めなり
明日ありと思う心にえごの花こぼれるはつなつのDie Young
対訳は短くしろと教わってDie Youngただ「逝け」の二文字
誌面。

未来の表紙。

ちなみに8首目は親鸞聖人の「明日ありと思う心の仇桜夜半に嵐の吹かぬものかは」を下敷きにしています。えごの花はエゴノキの花のことで、ちょうど今くらいの季節に白い小さな花をたくさんつけます。管理人にとってはロニーが亡くなった季節の花なので、いつの間にかイメージが結びついてしまいましたね。
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