My Eyes (DIO)

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My Eyes by DIO
※翻訳は管理人によるものです
イントロが長くて40秒位から本編が始まります。
My eyes can see inside tomorrow
My eyes can get next to you
Time flies on wings that just get stronger
My eyes are true
俺の目は明日の内側を見る
俺の目はお前のすぐ隣
時はどんどん速く 飛ぶように過ぎ去り
俺の目は本物
My eyes could see the body shaking
My eyes were clear and bright
Goodbyes are easy to remember
You can see the hurt still there in my eyes
俺の目は体の震えを見ていた
澄みわたり輝く目
別離を思い出すのは簡単だ
この目に残った痛みが見えるだろう
I've fallen off the edge of the world
I've fallen from the top of the mountain
Just to rise again
I've seen it from heaven and hell
I've seen it from the eyes of a stargazer
世界の果てから墜ちてゆき
山の頂上から墜ちていった
ただもう一度上るために
それは天国と地獄から見てきたし
天体観測者の目で見てきたさ
I want to be invisible
Just get me out of here
Could the dreamer be turning to stone
ただ見えない存在になりたい
とにかくここから出してくれ
夢みる者は石になれるのか
Rock and roll eyes
The colour of rainbows, believer of lies
Rock and roll eyes
My eyes
ロックンロールの目
虹の色、嘘の信者
ロックンロールの目
俺の目
Don't want to see the end of it all
Just get me out of here
Just get me out of here
Just get me out of here
終わりを見たくはないんだ
とにかくここから出してくれ
Rock and roll eyes
The keeper of rainbows, collector of lies
Rock and roll eyes
ロックンロールの目
虹を守護する者、嘘の収集家
ロックンロールの目
Now rock and roll eyes
Tell rock and roll lies
And rock and roll lies
Never end
今ロックンロールの目
ロックンロールの嘘を言え
もっとロックンロールの嘘
決して終わらない
Rock and roll friends
With rock and roll trends
And rock and roll ends
With my eyes
ロックンロールの友達
ロックンロールのトレンドとともに
そしてロックンロールは終わる
俺の目とともに
この曲はロニー歴代の曲名があちこちに入っていることで有名なので、まずはそれをピックアップしましょう。
I've fallen off the edge of the world
世界の果てから墜ちてゆき
=Fallen off the edge of the WorldはBlack Sabbath2作目・Mob Rulesの同名の曲。
I've fallen from the top of the mountain
Just to rise again
山の頂上から墜ちていった
ただもう一度上るために
=Rainbow加入第1作・銀嶺の覇者にMan of the Silver Mountainという曲あり。またRainbow第2作のタイトルがRainbow Rising。
I've seen it from heaven and hell
I've seen it from the eyes of a stargazer
それは天国と地獄から見てきたし
天体観測者の目で見てきたさ
=Heaven and HellはBlack Sabbath加入第1作のタイトルトラック。StargazerはRainbow2作目に同名の曲が。
I want to be invisible
Just get me out of here
ただ見えない存在になりたい
とにかくここから出してくれ
=InvisibleはDIO第1作・Holy Diverに入っている曲。歌詞もまた「ここから消えてしまう」内容が繰り返し出てきます。
Could the dreamer be turning to stone
夢みる者は石になれるのか
=87年DIOのアルバムDream Evilに、I Could Have Been a Dreamerという曲があります。
で、実はこの頃には誰一人知る由もないですが、2000年のアルバム・MagicaにTurn to Stoneなる曲が・・・
ロニー、未来を予期しちゃったか。
Rock and roll eyes
The colour of rainbows, believer of lies
Rock and roll eyes
My eyes
ロックンロールの目
虹の色、嘘の信者
ロックンロールの目
俺の目
=Rock and Rollのフレーズ自体がロニーの曲にしばしば登場。RainbowのLong Live Rock and Roll、DIOのRock and Roll Childrenなど。
Rainbowはそのまま、ロニーが在籍していたバンドの名前。
~~~~
具体的な曲名やバンド名が出てくるのはだいたいこのくらいです。続いて歌詞の考察に移りましょう。
My eyes can see inside tomorrow
My eyes can get next to you
Time flies on wings that just get stronger
My eyes are true
俺の目は明日の内側を見る
俺の目はお前のすぐ隣
時はどんどん速く 飛ぶように過ぎ去り
俺の目は本物
時は~の部分、おそらくこの頃のロニーの実感じゃないでしょうか。Rainbow、Black Sabbath、DIOと活動してきて、自分を取り巻く状況がめまぐるしく変わっていくのを見てきたはずですから。
そんな中でも明日のことを考える。現状に甘んじることなく、つねに先を見据えていたのがロニーであり、その姿勢はこのアルバムのあとも変わらなかったのでしょう。
My eyes could see the body shaking
My eyes were clear and bright
Goodbyes are easy to remember
You can see the hurt still there in my eyes
俺の目は体の震えを見ていた
澄みわたり輝く目
別離を思い出すのは簡単だ
この目に残った痛みが見えるだろう
「別離」は今まで一緒に活動し、別れてきたバンドメンバーに違いありません。
I've fallen off the edge of the world
I've fallen from the top of the mountain
Just to rise again
I've seen it from heaven and hell
I've seen it from the eyes of a stargazer
世界の果てから墜ちてゆき
山の頂上から墜ちていった
ただもう一度上るために
それは天国と地獄から見てきたし
天体観測者の目で見てきたさ
ここはさきほど取り上げた通り、この時点でのロニーが残した様々な曲のタイトルがはめ絵になっています。後から見ればRainbow以降のロニーは名盤ばかり生み出しているので一見安定した状態だったようですが、現場にいた者としてはとんでもない怒涛の日々だったことでしょう。それをずっと観察してきたロニーの目。
I want to be invisible
Just get me out of here
Could the dreamer be turning to stone
ただ見えない存在になりたい
とにかくここから出してくれ
夢みる者は石になれるのか
ロニーも当時やや疲れていたのでしょうか。このあといったんDIOを解散させてBlack Sabbathに戻ることを考えると意味深です。
「石になれる」には、何の感情も動かさないで済む人間になりたい、という思いが感じられます。
Rock and roll eyes
The colour of rainbows, believer of lies
Rock and roll eyes
My eyes
ロックンロールの目
虹の色、嘘の信者
ロックンロールの目
俺の目
eyesとliesで韻を踏んでいますが、これは音楽業界の嘘かな?
あるいは音楽なんてまやかしだ、というシニカルな視点でしょうか。
「嘘」についてはこのあとnever endというフレーズも出てきます。
ここからほぼ繰り返しなので一部省略。
Rock and roll friends
With rock and roll trends
And rock and roll ends
With my eyes
ロックンロールの友達
ロックンロールのトレンドとともに
そしてロックンロールは終わる
俺の目とともに
最後に「友達」が出てきました。初めの方では別離が出てきましたが、ロニーはこの時点でかつての仲間とまた組むようになることを予期していたのでしょうか?それはないにしても、願望としてあったかもしれませんね。
だってサバス時代の3人や、ジミー・ベインやクレイグ・ゴールディとはのちに再会することになるんですから。
最後の1文は逆に考えれば「自分が生きている限りロックは終わらない」という宣言であり、96年のAngry MachinesのボートラだったGod Hates Heavy Metalとも近いものがあります。
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