Pain (DIO)
1曲クローズアップ121曲目です。
93年のStrange Highwaysより、Pain。

Pain by DIO
※翻訳は管理人によるものです
Give me a choice between pleasure and pain
I choose pain
喜びと苦痛を選ばせてくれ
俺は苦痛を選ぶ
Another day without a heartbeat
How can your heart beat
If they've taken it away
For the first time, just don't think about it
Take the water and wash your face with pain
心臓の動かない別の日
どうやってお前の心臓は動く
最初にやつらが持ち去ってしまったら
そのことは考えるな
水を持っていってお前の顔を苦痛で洗え
You can take away the power
Your finest hour
It's when you laugh in their faces
For the first time just forget about it
Take a hammer and pound yourself with pain
お前はその力を持っていける
お前の最高の時に
それはお前が奴らの顔で笑う時
初めてそのことを忘れるために
ハンマーを持ってお前自身を苦痛で砕け
Bury my bones on the moon
If they never should find me it would be too soon
Give me a choice between power and pain
I choose pain
月に俺の骨を埋めよう
やつらが見つけないならすぐだ
力と苦痛を選ばせておくれ
俺は苦痛を選ぶ
Oh, bury my bones on moon
If they never should find me it would be too soon
For the first time just forget about
Take the water and wash your face with pain
Oh just forget about pain
Forget about the pain
Pain, pain, pain, pain, pain!
月に俺の骨を埋めよう
やつらが見つけなければすぐだ
初めてそのことを忘れるために
水を持って行ってお前の顔を苦痛で洗え
ただ苦痛を忘れるために
苦痛を忘れるために
苦痛 苦痛 苦痛 苦痛 苦痛
以前Twitterのフォロワーさんが送ってくださったロニーのインタビューによると、この曲は「虐待され続けている人間を扱ったもの」だそうです。
「痛みも人生の一部なんだから、とにかく受け入れろ」
「喜びを感じる時より痛みを感じる時の方が多いから」
というのがロニーのメッセージ。
歌詞を見てみると確かに、痛みを忘れるために別の痛みを引き寄せるみたいなフレーズがあちこちに出てきますね。
Take the water and wash your face with pain/Oh just forget about painなど。
ずっと痛みを感じていればいつか麻痺する、みたいな感覚でしょうか。
冒頭の
Give me a choice between pleasure and pain
I choose pain
喜びと苦痛を選ばせてくれ
俺は苦痛を選ぶ
は特に印象的です。
人は不幸に遭い続けるとその状態が普通になり、いつしか良い方向に行きそうな兆候を自分で拒否するようになることがあるからです。
It's when you laugh in their faces
それはお前が奴らの顔で笑う時
ここには心理的な幽体離脱の感覚が出てるようです。
苦痛にさいなまれている自分を客観的に見てしまう。ときどきいじめや虐待の体験者から聞く話で、当時のことを思い出すと空から俯瞰している構図になるといいます。
Bury my bones on the moon
月に俺の骨を埋めよう
死んでからも誰からも見られたくない、墓参りもできない場所に行ってしまいたいという心理でしょう。
ロニーはこの時期にかなり生々しい題材を好んで取り上げていて、同じアルバムにはまさに児童虐待の歌であるGive her the Gunが入っています。
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