Evilution (DIO)

Evilution by DIO
※翻訳は管理人によるものです
Good night, we're closing again
Come back, we're open tomorrow
We've finished today
I'm just staying away
We know what's good for the brain
お休み、また店じまいだ
またおいで、明日開くから
今日は終わって
俺はただ離れていく
俺たちは脳にいいことを知っている
Oh, plastic dreams and fast machines
Pushing it to the limit
Girls and boys who think that noise
Is music in the air
プラスチックの夢と速い機械
限界まで押し続ける
騒音が音楽だと思う
お嬢ちゃんと坊や
Twisted felon, stay awhile
Here's your invitation
Dirty rags and body bags
Evilution
ひねくれた重犯罪者がしばらく滞在する
お前が招待したのさ
汚れたぼろと遺体袋
邪悪な進化
Hello, we're open once more
Come in, you need no appointment
We're thinking in time
That you'll move down the line
And represent the business in hell
Well, well
やあ、また開いたよ
おいで、予約はいらない
俺たちは時間内に考える
お前がいつか動き
地獄のビジネスの代表になると
おやおや
Tell her hope is gone but you carry on
We can set the soul free
All is lost so what's it costs
To listen anyway
希望は消えたのにまだやっていると彼女に言ってやれ
俺たちは魂を解放できる
全ては失われた 代償はどのくらいか
とにかく聞け
The world upstairs where no-one cares
Is just about to crumble
See it through we'll burn for you
Evilution company
世界はどうでもいい場所に上がっていく
ただ粉々になる場所へ
見届けろ、俺たちが燃やそう
邪悪な進化の仲間を
Oh, neon names play neon games
Showing it to the public
I hate you and you hate me
And everybody smiles
輝くネオンの名前がネオンのゲームをやる
公衆の面前で
俺はお前を憎み、お前は俺を憎み
みんな笑っている
So money talks and no-one walks
But everybody's crawling
Golden rags and body bags
Evilution
金がモノを言いだれも歩かず
でも皆がもがいている
金のぼろと遺体袋
邪悪な進化
Hello, good night, it's me
I'm open again
Come back, come in, good bye
We're closed
やあ、おやすみ、俺だよ
また開いた
戻った、おいで、さよなら
店じまいさ
Evilutionはevil(邪悪)とevolution(進化、進化論など)を合わせた造語で、Weblio辞書にも載っていたのでロニーが独自に考えた言葉というわけはなさそうです。
以前、Fireheadのテーマについてtwitterのフォロワーさんが送ってくださったインタビューがありました。
そこにこの曲についての短い解説もあって、それによるとevilutionと呼ばれる会社についての曲だそうです。
使用例があったのかevilutionって・・・。
今でいうところのブラック企業みたいなものですかね。
「その会社は実は政府が私たちにしていることの縮図なんだ。官僚政治のくだらなさだよ」(ロニー)
Good night, we're closing again
Come back, we're open tomorrow
We've finished today
I'm just staying away
We know what's good for the brain
お休み、また店じまいだ
またおいで、明日開くから
今日は終わって
俺はただ離れていく
俺たちは脳にいいことを知っている
なにやら不吉なバーみたいなシチュエーション。
企業に酷使されている人たちが仕事帰りに行く場所の感じでしょうか。
あえて心でなく「脳」という概念が出てきているところに何かあるのかなと考えてしまいます。
例えば、問題の本質はそのままにして麻薬的なものを使って脳をハッピーな状態に置いておくとか。
ストロングゼロの危険とかカフェイン飲料で人が死んだとか、そんな話を時々耳にするので思わずそういう連想が出てくるな・・・
あとbrainという単語、脳でもいいけど会社のブレーンの意味もあるかも。
Oh, plastic dreams and fast machines
Pushing it to the limit
Girls and boys who think that noise
Is music in the air
プラスチックの夢と速い機械
限界まで押し続ける
騒音が音楽だと思う
お嬢ちゃんと坊や
プラスチックは「軽薄で中味のないもの」の隠喩としてしばしば使われます。同時期の曲TV Crimes(Dehumanizer収録)にも「プラスチックのキリスト」という印象的なフレーズがありました。
その次の音楽のくだりには、ロニー自身による同時代の音楽への批評でしょうか。
Twisted felon, stay awhile
Here's your invitation
Dirty rags and body bags
Evilution
ひねくれた重犯罪者がしばらく滞在する
お前が招待したのさ
汚れたぼろと遺体袋
邪悪な進化
ここで犯罪者と言われるのは企業の重役とかですかね。
Hello, we're open once more
Come in, you need no appointment
We're thinking in time
That you'll move down the line
And represent the business in hell
Well, well
やあ、また開いたよ
おいで、予約はいらない
俺たちは時間内に考える
お前がいつか動き
地獄のビジネスの代表になると
おやおや
冒頭に出てきたバーみたいな場面がまた登場。
映画「シャイニング」の死者が集まるバーを連想します。
ここも現実のビジネスマンが来る店でもあるかもしれないけど、もっとシンボリックな場所のようにも思える。
Tell her hope is gone but you carry on
We can set the soul free
All is lost so what's it costs
To listen anyway
希望は消えたのにまだやっていると彼女に言ってやれ
俺たちは魂を解放できる
全ては失われた 代償はどのくらいか
とにかく聞け
女性はevilutionの社員?
ここは現在のブラック企業っぽいです。
過労死の話を聞くと、「会社を辞める」という選択ができなくなってしまうんですね。
そういう状態の人を目覚めさせようとしているシーンに思えます。
The world upstairs where no-one cares
Is just about to crumble
See it through we'll burn for you
Evilution company
世界はどうでもいい場所に上がっていく
ただ粉々になる場所へ
見届けろ、俺たちが燃やそう
邪悪な進化の仲間を
Oh, neon names play neon games
Showing it to the public
I hate you and you hate me
And everybody smiles
輝くネオンの名前がネオンのゲームをやる
公衆の面前で
俺はお前を憎み、お前は俺を憎み
みんな笑っている
ネオンは現代的な光のシンボルとしてサバス時代の有名曲Neon Knightsにも出てきました。
夜の都会で光っている会社の名前のイメージで、どこが業界1番になるか競争している様子でしょうか。
後半2行は狂気の世界です。
So money talks and no-one walks
But everybody's crawling
Golden rags and body bags
Evilution
金がモノを言いだれも歩かず
でも皆がもがいている
金のぼろと遺体袋
邪悪な進化
ロニーはかつて「人間が騎士道精神を失ったのは、産業革命が起こり、人間が自分の富を築くために他の人間を機械のように使い始めてからだ」と言ったことがありました。この部分にもロニーのそんな考え方が見えます。
Hello, good night, it's me
I'm open again
Come back, come in, good bye
We're closed
やあ、おやすみ、俺だよ
また開いた
戻った、おいで、さよなら
店じまいさ
ここは今までの日常がこれからも続いていく、ということでしょう。
~~~~~
ロニーは90年代に入って曲作りにより現実的なアプローチをした、が通説になっていますが、さきの騎士道精神のところとかを見るとあまり変わっていないみたいですね。
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