The Devil Cried (Black Sabbath)
2007年に出たBlack Sabbath時代のベスト盤に収録された新曲3曲より、The Devil Criedです!

The Devil Cried by Black Sabbath
※翻訳は管理人によるものです
One fine day in Hell
The master told a story
Someone lied so well
He sent him back to Glory
地獄のあるさわやかな日
ご主人が話を聞かせてくれた
嘘がとてもうまい奴がいて
そいつは彼を栄光に戻してくれたと
There are whispers between the screams
That this deed can be done
Even sinners must dream
And I can be the one to make the Devil cry
叫びの間にささやきがある
この権利書が実行するやつさ
罪人でも夢は見る
そし俺が悪魔を泣かせる1人になるんだ
I can win this game
If all things come together
I know this sounds quite strange
I won't be smart, just clever
俺はこのゲームに勝てる
全てが一緒に来るなら
すごく変に聴こえるのは分かっているさ
俺は賢明でなく狡猾になるんだ
It's the law on the other side
Just the kill lets you run
And how many have tried?
I know I'll be the one to make the Devil cry
法律が向こう側にあるなら
お前はただ殺して逃げるだけ
何度挑戦してきた?
俺が悪魔を泣かせる1人になるぜ
At last my time has come
I must not give him pleasure
I can be the one
One chance or burn forever
しまいに俺のチャンスがやってきた
やつを絶対に喜ばせてはいけない
俺が唯一の者になる
1つの機会か永遠の炎か
So I told him about my pain
And the life I've been through
He just smiled and the laughter came
Then I told him that I love you, and the Devil cried
俺はやつに自分の苦痛について話した
今までの人生も
やつは微笑んで哄笑が起こった
そして俺が愛していると言うと 悪魔は泣いた
Tears from his eyes
Eyes of fire
And the Devil cried
涙がその目から流れたのさ
火の目から
そして悪魔は泣いた
この曲についてはDVD「Live From Radio City Music Hall」に入っているドキュメンタリーでロニー自身が語っています。それによると、「超ユニーク。地獄で悪魔を泣かせて天国に行こうって歌」でした(いま管理人の記憶で書いてます)。
気になった部分について取り上げてみましょう。
One fine day in Hell
The master told a story
Someone lied so well
He sent him back to Glory
地獄のあるさわやかな日
ご主人が話を聞かせてくれた
嘘がとてもうまい奴がいて
そいつは彼を栄光に戻してくれたと
地獄にバーっぽいものがある時点でけっこうおもしろい(笑)。
ご主人は悪魔と取引したことがあるんでしょうねー。
悪魔は嘘の達人ということになっているのでここでもその記述があります。
There are whispers between the screams
That this deed can be done
Even sinners must dream
And I can be the one to make the Devil cry
叫びの間にささやきがある
この権利書が実行するやつさ
罪人でも夢は見る
そし俺が悪魔を泣かせる1人になるんだ
いちおう地獄なので結構大変な世界なのでしょうか?
地上で言ったらスラム街かマッドマックス的な。
そんな中で脱出しようとしているのが主人公です。
deedはWeblio辞書によると「行為、行動、功業、(正式に捺印(なついん)した)証書、権利証書」だそうで。
ただ地獄でそんな書類を持っているのも妙ですね。これが悪魔と交わしたものなのか、それとも別のものなのかは今一つよく分かりません。
I won't be smart, just clever
俺は賢明でなく狡猾になるんだ
悪魔のシンボルは蛇ですが、エデンの園で最も知恵がある生き物でした。この知恵はどちらかというと「ずる賢い」方の意味です。そんな悪魔に対抗するにはこちらも同じ程度になる必要がある、みたいな場面ですね。
Then I told him that I love you, and the Devil cried
そして俺が愛していると言うと 悪魔は泣いた
悪魔はたぶん愛されたことがないだろうから、こういうシチュエーションで泣いてしまうのかなあ(*^-^*)
いかにもサバスらしいストーリーと言えますが、架空の物語というより「悪魔さえ利用して這い上がろうとする人間のバイタリティ」をうたい上げた力強い曲だとも考えられませんか?
ロニーの在籍したサバスが2度にわたって分裂しながら、3度目にまた巡り合ったことを考えると・・・ねえ。
何だか当時の彼らの心意気がそのまま反映されているようです。
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tag : ロニー・ジェイムス・ディオヘヴィメタルハードロックブラック・サバスBlackSabbathヘヴン・アンド・ヘルヴィニー・アピストニー・アイオミギーザー・バトラー
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