ジャケットは問題作劇場
えー、たまたまブラックメタルについてWikipediaを読んでいたら、「最も物議を醸したアルバムカバー50選」というリストにリンクが繋がっていまして。
そこを見たらDIOのHoly Diverがしっかりランクインしとりました(笑)

これですね。
26位。
なんと、King Diamondと隣り合わせです!
2008年の記事なのでちょっと古いですがご参考に。
"The 50 Most Controversial Album Covers Of All Time"
ちなみに当のDawn of the Black Heartsは、Wiki情報では1位になっているはずがなぜかランクインなし。記事が更新されたのでしょうか。
Mayhemのアルバムで、ヴォーカルだったデッドの自殺死体の写真を使ったあれです。
もっとも実際に栄えある1位になっているジャケットも順当としか言いようがない(;´∀`)
Scorpionsの伝説の発禁ジャケットです。
これが日本で長年スルーだったというのも凄い話。(詳細は是非とも元記事で。なにせこういう記事でさえモザイクかかっちゃってます)
50枚のアルバムを見ていくと、だいたい問題になるジャケットには一定のパターンがあるようです。
・暴力
・エロ(小児性愛は特に)
・悪魔崇拝
・汚物
だいたいこの4つに振り分けられる模様。「悪魔崇拝」以外はたぶん日本でもアウトでしょう。
DIOのアルバムはおそらくこの「悪魔崇拝」にカテゴライズされたと思われます。聖職者を海に沈めているように見えるから、というのがよく知られた理由です。
それにしてもBlack SabbathのBorn Againより上というのには恐縮してしまう。真っ赤っかな悪魔の赤ん坊がいるあれ。
ほかにも有名どころがけっこうランクインしていて面白い。こういうリストに入るジャケットって「常連」がいるよね(笑)。
まずThe Rolling Stonesが2枚入っていますね。Sticky Fingers(アンディ・ウォーホルが手掛けた本物のジッパーのついているあれ)と、Beggers Banquet(便器写真)。
裸の女性2人が並んでいるRoxy Musicのジャケットは他でもリストアップされていた記憶があります。昔、みうらじゅん氏がこれを好きなジャケットの1つに上げていました。その時のみうら氏によると、どうやら片方の人は男性らしい。
デヴィッド・ボウイの下半身が動物になったジャケット、ガンズ、Beatles、Megadeth、マリリン・マンソン、Slayerあたりは分かりやすいかも。Anthlaxは暴力うんぬん以前に絵が下手すぎて笑っちまいます。
あとやっぱりありました、管理人が最近ハマっているRammstein。Sehnsuchtで5位にランクインです。
ちょっと解説するとこのジャケットはオーストリア出身のアーティスト、ゴットフリート・ヘルンヴァインという人が手掛けたもの。彼はマリリン・マンソンのジャケットを担当したこともあります。
60年代くらいからタブーに触れるような題材をずっと扱ってきた人で、ナチのモチーフなどが頻繁に現れます。
この程度で問題?と疑問になってしまうデザインもけっこう多くて、そこはヌードと悪魔がいまだ大きなタブーになっているキリスト教圏らしい。あと一見「?」でも人種差別主義のシンボルが入っていたりするパターンも(Ministryの太った人の後ろ姿ジャケット)。
さて、問題ジャケット50選を見てきましたが、他にも探せば似たようなリストがかなりあると思います。そこでもまたロニーの作品に出会えるかもしれませんね。
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