ロニー以外のおすすめ Fear of the Dark (Iron Maiden)

Iron Maidenはロニー・ジェイムス・ディオと同じ時期、同じきっかけで聴き始めたんですよね。アルバムも一部を除いて揃えています。ヴォーカルのブルース・ディッキンソンが好きで実はロニーと競っている時期もあります。(不定期にブームが来る形でなんだかんだ言って13年間続いている)
で、そんなIron Maidenのアルバムで最も好きなのがこちらの作品。
1992年、ツインギターの片割れがヤニック・ガーズになって2枚目の作品です。ブルースはこの作品を最後にいったんバンドを離れ、99年に戻ってくるまでソロ活動をしていました。
管理人が一番好きなロニーのアルバムも同年のDehumanizerだから、どうやら92年は管理人にとってメタルの当たり年らしい。巷ではメタル冬の時代の始まりという認識らしいですが。
収録曲は以下の通り。
1. "Be Quick or Be Dead"
2. "From Here to Eternity"
3. "Afraid to Shoot Strangers"
4. "Fear Is the Key"
5. "Childhood's End"
6. "Wasting Love"
7. "The Fugitive"
8. "Chains of Misery"
9. "The Apparition"
10. "Judas Be My Guide"
11. "Weekend Warrior"
12. "Fear of the Dark"
このバンドは基本的に曲の仕上がりにばらつきがなく、全曲素晴らしいパターンがほとんどです。このアルバムも例外ではありません。
タイトルトラックは最後に入っていて、現在でもライブで必ずと言っていいほど演奏します。1・2・10は強直でテンポの速いメタルらしい曲。3は湾岸戦争をテーマにしていて、全体に静かでゆったりした調子ながら途中でテンポが倍のパートが入るという変化に富んだ構成です。アラブ風のリフが目立つ4、物悲しい5、ブルースの切ない熱唱が映える6と、実に様々なタイプの曲が1枚のアルバムに凝縮されています。9や11のようなどことなくユーモラスな曲も。
メンバーはスティーヴ・ハリス(ベース。この人がメインソングライター)、ブルース・ディッキンソン(ヴォーカル)、デイヴ・マーレイ(ギター1)、ヤニック・ガーズ(ギター2)、ニコ・マクブレイン(ドラム)。

この頃のIron Maiden。左からスティーヴ、デイヴ、ブルース、ヤニック、ニコ。
メイデンは時代を下るにつれてルーツであるプログレッシブ・ロックへの接近が色濃くなり、1曲の長さが10分から20分くらいになったりするのですが、この時期はまだそれほどでもなく、1番長いFear of the Darkで7分16秒です。よって聴きやすい。
これからメイデンを聴くという方はこれを最初にしても問題ないんじゃないかな?と個人的には思っています。
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tag : アイアン・メイデンブルース・ディッキンソンスティーヴ・ハリスデイヴ・マーレイヤニック・ガーズニコ・マクブレインヘヴィメタルハードロックロニー・ジェイムス・ディオ
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