メンバー列伝 ダグ・アルドリッチ

出典:http://guitarinternational.com/
Doug Aldrich (1964~)
苦節20年の末に世界に知られた、日本と縁のあるギタリスト
1964年2月19日米国ノースカロライナ州生まれ。11歳の時、姉からジェフ・ベックを聴かされてギタリストを志す。最初に影響を受けたのはジミー・ペイジ、エリック・クラプトン、ジミ・ヘンドリックス、ゲイリー・ムーアなどだった。複数のカヴァー・バンドを経て80年代の初めにロサンゼルスに移住し、LAメタル勃興期の中でLionの正式メンバーとなる。このバンドはダグの高校時代の友人ジェリー・ベスト(ベース)と、マーク・エドワーズ(ドラム)にカル・スワン(ヴォーカル)というラインナップだった。なお、ダグは82年頃にKISSのオーディションを受けたこともある。
Lionは日本で人気を博したが、契約上のトラブル・エドワーズの事故などが重なり、89年に解散を余儀なくされる。この解散直前の時点でダグはクレイグ・ゴールディの後任として一度DIOのオーディションを受けた。ロニーはダグについて乗り気だったがダグは「Lionを辞めることはできない」と断り、このときの加入は叶わなかった(カル・スワンがぎりぎりで契約をとってきたためという)。ダグとカルは90年に再度手を組みBad Moon Risingを結成、ここでも日本で人気を得る。しかし当時の音楽シーンの主流はすでにグランジに移っていたため米国ツアーがままならず、アルバムを4枚リリースしたものの98年に解散した。
Burning Rainでの活動を経て2002年、ジミー・ベインの推薦でダグはDIOに加入。一躍有名ギタリストとなった。皮肉なことにこれがきっかけでダグはデイヴィッド・カヴァーデイルの目にもとまり、アルバムKilling the Dragon1枚とツアーに参加したのち2003年にはWhitesnakeへ移籍してしまう。もっとも、その後のツアーでクレイグ・ゴールディの代役を務めたり、ロニー最期の曲Electraに参加したりと、実質的にDIOのギタリストとしての在籍は短かったが関係は続いていた。
2014年にアルバム2作に参加したWhitesnakeを脱退。翌年には元Deep Purpleのグレン・ヒューズとツアーを行って来日も果たす。その後は2016年からThe Dead Deisiesで活動。Burning Rainも断続的に続けている。
なお2000年代からは日本の世良公則と親しく、アルバムにゲスト参加したり、一緒に日本のテレビに出演したりしたこともある。
参照:Wikipedia、discogs.comほか
本人のFacebookページ
ロニーとの共演作品:Killing the Dragon
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