Sacred Heart (DIO)

1985年発表の3枚目。ラインナップは前作と変わらず、ロニー(ヴォーカル)、ヴィヴィアン・キャンベル(ギター)、ジミー・ベイン(ベース)、ヴィニー・アピス(ドラム)、クロード・シュネル(キーボード)。
収録曲は以下の通り。
※リンク付きの曲は本ブログでその曲を特集した記事に繋がっています
1. King of Rock And Roll
2. Sacred Heart
3. Another Lie
4. Rock'n'Roll Children
5. Hungry for Heaven
6. Like the Beat of a Heart
7. Just Another Day
8. Fallen Angel
9. Shoot Shoot
DIOの中で、おそらくもっともポップ路線が進んだアルバムでしょう。前の2作にまだあったBlack Sabbath的な暗さがここでは一段と薄まっており、かなり軽い仕上がりとなっています。
ライブ仕立ての#1・King of Rock and Rollは冒頭を飾るアップテンポの曲で、The Last In Lineの1曲目に入っていたWe Rockと同系統です。#2・Sacred Heartはドラマチックなリフが印象的なタイトル・トラック。キーボードの入り方も実に計算されつくしていて、演出が見事です。#6・Like the Beat of Your Heartも、力強いリズムが実に心地よい佳曲。作曲に関与した、ベースのジミー・ベインの貢献が大きいかもしれませんが、同時にヴィニー・アピスのドラムの特質もかなり生きている印象。「ドン!ドン!」というハンマーのごとき叩き方が、曲のリズムによく合っています。
なお、#5・Hungry For Heavenは、別バージョンが映画「ビジョン・クエスト」に使われました。
総合評価:87点
特におすすめの曲:King Of Rock and Roll、Sacred Heart、Like the Beat of Your Heart
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tag : ロニー・ジェイムス・ディオヘヴィメタルハードロックジミー・ベインヴィニー・アピスヴィヴィアン・キャンベルクロード・シュネル
ロニー受難期…
Re: ロニー受難期…
奥さんのウェンディも相当やり手な人だったようでいろいろ言われていますが、ウェンディがいたからこそロニーは死ぬまで活動を続けられた、ということもあると思います。
Magicaが好きとは嬉しいです!私もかなり好きなアルバムなので。そのうちに「アルバム紹介」のシリーズでも出てきますよ♪ 海外のメタルサイトではDIOのスタジオ盤のうち3位に入っていました。1st・2ndがそのまま1位と2位で、両方とも伝説的なアルバムであるだけに、これはかなりの高評価と言っていいのではないでしょうか。
Sacred Heart発売当時は、バンドや私生活でロニーには大変な時期でしたね。
この頃のロニーの写真を見ると結婚指輪やいつも着けていた「W」のネックレスを外し表情も厳しくなってますよね…晩年は穏やかな表情になりましたが。
このアルバムは、ニキさんが書いていらっしゃる通りハードさが少ないのでドライブには最適です(今はちょっと浮気して車でDee sniderの結構ヘビーなアルバムを聴いてますが(^^))
Dioのアルバムの中では一番好きかな~、二番目はMagica(何故余り人気が無いのでしょう?)です。
ニキさんのアルバム紹介&評価「そうそう」って頷きながら楽しく読ませて頂いてます。