Angry Machinesを評価する！

ディオの日本版wikiを見ると…
「ブラック・サバス再脱退後の『ストレンジ・ハイウェイズ』、『アングリー・マシーンズ』はギタリストに、モダン・ヘヴィネス的な音楽性に長けているトレイシー・Gを起用したことにより、バンドの本来の持ち味の幻想的な世界観、レインボー及びブラック・サバス譲りのメロディアスさがほぼ無くなり、多くのファンを失望させ、非難を受けた」
…と書かれていて、当時自分もそうした評判の悪さと、ジャケが自分の趣味じゃないのもあって(苦笑）お恥ずかしながら聴いておりませんでした(^^;;

…で実は、今日初めてSpotifyで聴いたのですが（笑）どちらのアルバムも無茶苦茶カッコいい！
どちらのアルバムも『情念の炎～ホーリィ・ダイヴァー』『ラスト・イン・ライン』『セイクレッド・ハート』のような80's様式美メタルサウンドでは勿論ありませんが、当時流行っていた「モダン・ヘヴィネス」「グルーヴメタル」というよりは、1992年のブラック・サバス『デヒューマナイザー』を彷彿とさせるミドル～スローテンポの重さ重視のヘヴィ・メタル・サウンドで痺れました…！

『ストレンジ・ハイウェイズ』『アングリー・マシーンズ』は『デヒューマナイザー』サバスを脱退したロニー・ジェイムズ・ディオとヴィニー・アピスがディオを再始動させて出来たアルバムだけあって、『デヒューマナイザー』を継承したメタリックでソリッドでありつつも重さ重視の、まさに文字通り「ヘヴィ・メタル」に相応しいサウンドではないかと思うのですがいかがでしょう？（個人的にはドゥーム・メタル系の70年代サバスフォロワー～ヴィンテージハードロック懐古的なサウンドとも違うと思ってます）
さらにこの『デヒューマナイザー』『ストレンジ・ハイウェイズ』『アングリー・マシーンズ』で披露されたサウンドはのちの再結成ディオ＆アピス期ブラック・サバスことヘヴン・アンド・ヘルの2009年発表の『ザ・デヴィル・ユー・ノウ』に継承＆完成されたと勝手に思っているのですがどうでしょう？(^^;;

近年ブラック・サバス『デヒューマナイザー』('92)再評価の声と投稿が多い気がしますので、それなら『ストレンジ・ハイウェイズ』『アングリー・マシーンズ』も是非再評価されて欲しい！と思って投稿をアップしました（もうとっくに再評価されてるかも？(^^;;）
『デヒューマナイザー』『ザ・デヴィル・ユー・ノウ』が好きな方、ヘヴィなサウンドが好きな方でしたら騙されたと思って（笑）是非初聴or再聴を！

■■ロニー・ジェイムズ・ディオ ヘヴィネス4部作(?)■■
■Black Sabbath/Dehumanizer('92)
Full Album(Youtube）
■Dio/Strange Highways('93)
Full Album(Youtube）
■Dio/Angry Machines('96)
Full Album(Youtube）
■Heaven And Hell/The Devil You Know('09)
Full Album(Youtube）

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ムラマツさんの超・情熱にあふれた記事、いかがでしたでしょうか！

Angry Machinesを評価する！というより、正確にはStrange HighwaysとAngry Machines、すなわち90年代DIO2作についてですが、
ロニーの作品への、新しい見方がちょっと見えてきませんか？
アルバム相互の関連性からとらえてみる、というのは管理人もしてきた見方なので、記事を見つけたときにはニヤニヤしちゃいましたね♫　仲間がいた～！と思って。
90年代のDIOはとかく、伝統的な価値基準からは否定されがちなのですが、このような形で再評価（というか復権）が進んでくれたら嬉しいですね。

ムラマツさんがサイト「メシ通」に連載していらっしゃる「DJメシ」最新記事はこちら！！

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