Ritchie Blackmore's Rainbow

Rainbow時代をすっ飛ばしてアルバム紹介を始めていたことに気づいたので(;^ω^)、順番は前後しますがこちらもご紹介します。
1975年発表のRainbow1枚目。この時点ではまだ「Ritchie Blackmore's Rainbow」が正式名称でした。メンバーはリッチー・ブラックモア(ギター)、ロニー・ジェイムス・ディオ(ヴォーカル)、クレイグ・グルーバー(ベース)、ゲイリー・ドリスコール(ドラム)、ミッキー・リー・ソウル(キーボード)。リッチー以外のメンバーは、ロニーがそれまで結成していたElf というバンドをそのまま引き抜いたものです。
収録曲は以下の通りです。
1. Man on the Silver Mountain
2. Self Portrait
3. Black Sheep of the Family (Quatermass cover)
4. Catch the Rainbow
5. Snake Charmer
6. Temple of the King
7. If You Don't Like Rock 'n' Roll
8. Sixteenth Century Greensleeves
9. Still I'm Sad (The Yardbirds cover)
Deep Purpleを脱退したリッチー・ブラックモアが、「自分が本当にやりたい音楽をやる」との意思で始めたバンドが、このRainbowです。そしてロニーがロニーになったと言えるのも、まさしく本作からでしょう。その後、長きにわたってライブで演奏される#1・Man on the Silver Mountain、中世を舞台にした映画のサウンドトラックにも使えそうな#6・Temple Of the King、英国王ヘンリー8世をモチーフにした#8・Sixteenth Century Greensleevesと、リッチーとロニーがこのあとの活躍で演奏した佳曲がすでにここに収録されています。#4・Catch the Rainbowがややカントリー・ロック風なのは、ロニーがそれまで在籍していたElfの名残でしょうか。
やや評価が難しいのは、Man on the Silver Mountain もSixteenth Century Greensleeves も、ライブで演奏した形こそが完成形だと思われる点。アルバムの時点ではやはりテンポが緩やかすぎるし、ほかの曲も含めて全体的に雰囲気がのどかすぎる(笑)。まだ「リッチーの余技」の色が濃いのです。これらの曲が真価を発揮するには、このあとで加入するコージー・パウエル(ドラム)の力が不可欠だったと管理人は思います。その意味では、この段階ではあくまで「ダイヤの原石」だと言えるかもしれません。
本作で「ダイヤの原石」だったRainbowは、次のアルバムで一気に正真正銘のダイヤになります。
総合評価:75~80点
変則的な点数になったのは、スタジオ版とライブ版で印象がかなり変わるからです。そのため、おすすめ曲も今回は両方を貼ることにします。(Temple Of the Kingはスタジオ版のみ。)
おすすめの曲:Man of the Silver Mountain, Sixteen Century Greensleeves, Temple of the King
※即興演奏が混じったりしているため、かなりのロングバージョンになっています。
※3分ぐらいから本編が始まります。
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Re: タイトルなし
あとでメールさせていただきます。フォトブックの写真が楽しみです♪
Rainbowはライブ映像を真っ先に見てしまったので、その後スタジオ盤を聴くと「遅っ!」という印象に・・・(;^ω^)
スタジオ盤ではTemple of the Kingが大好きですね。これを聴くと、メンバーが中世風のコスプレをした映像が頭の中で勝手に再生されてきます。なぜかまだ参加していないコージーとジミーまで。
ああ、いずれ中世風Rainbowのイラストとか描いてみたい・・・